• 共立冷熱の保守メンテナンス

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冷凍冷蔵設備について

365日24時間稼働している冷凍冷蔵設備は、設置後の保守が必要となります。弊社では設置後のアフターケアの一環として保守契約を推奨しております。以下に簡単な冷凍冷蔵設備の保守ポイントを記載いたしますので、お客様にも対応可能な日常保守の参考としてくだされば幸いです。

ショーケース

Ⓐハニカム:風量不足や棚板に結露がみられる場合は、ハニカムの目詰まりが考えられます。ハニカムを取外し、定期的な清掃をお勧め致します。

Ⓑトップ・棚照明:ランプ不点灯の場合は、ランプソケット又はリード線のコンセント抜け、ランプ本体の不良が考えられます。

Ⓒドレンパン:ドレンパンに水が溜まると、水漏れ・異常音・冷却不良の原因になります。定期的な点検清掃を推奨致します。

ユニットクーラー

Ⓐ冷却フィン:汚れ・目詰まりがあると、冷却不良の原因になります。汚れ・目詰まりが酷い場合は、定期的な薬品洗浄を推奨致します。

Ⓑドレンパン:ドレンパンに水が溜まると、水漏れ・異常音・冷却不良の原因になります。定期的な点検清掃を推奨致します。

Ⓒ冷却ファンモーター:異常音・振動が発生すると、突然停止し冷却不良になる恐れがあります。

冷凍機

Ⓐ液晶モニター:冷凍機に異常が発生した際、異常コードを確認の上、ご連絡時に伝えていただきますとより迅速に対応する事ができます。

Ⓑサイトグラス:冷媒ガス量の確認、フラッシュガス(常時泡立ちしている)がある場合は、冷媒ガス漏れの可能性があります。

Ⓒ熱交換器フィン:汚れ・目詰まりがあると、冷却不良の原因になります。汚れ・目詰まりが酷い場合は、定期的な薬品洗浄を推奨致します。

プレハブ冷凍冷蔵庫

Ⓐドアラッチ・押し棒:扉がしっかり閉まらないと冷却不良や霜付きの原因になります。簡単な緩みならドライバーで調整できる場合があります。

Ⓑ扉パッキン・ズリゴム:パッキンが切れていれば、結露・着霜が発生しやすくなる為、交換が必要です。

Ⓒ扉枠ヒーター:扉枠ヒーターのスイッチが切れたまま使用しますと、庫内着氷・扉開閉不具合・パネル変形など、様々な故障の原因になりますので、注意が必要です。

冷凍機・室外機

冷凍機・室外機周辺の環境悪化は、機器の能力低下・消費電力増加、機器の故障にも繋がるため、室外機・冷凍ユニットの周辺をきちんと整理整頓しておくことをお勧めします。

BEFORE

AFTER

冷却器・室内機

室内機のフィルターが目詰まりすると空気の流れが悪くなり、機器の能力が低下するだけでなく、室外機の圧縮機故障などの思わぬ高額修理に繋がるため、定期的な清掃が必要です。

取り外し

吸込みグリルのフックを取外し、グリルよりフィルターを取外します。室内機の仕様により、フィルター自動昇降のものもあります。室内機の仕様に合った方法で取外しして下さい。
※ 運転を確実に停止させ、作業を行って下さい。
■ 清掃目安:1回/3ヶ月 ※ 使用頻度より異なります。

洗浄

水洗浄を行う場合は、充分に乾燥させ取り付けて下さい。
※ 掃除機がある場合、直接ゴミを吸い取る事をお勧めします。

ショーケース

ハニカム

ハニカムの目詰まりは、冷却不良やケース内部の結露に繋がり、商品に影響をおよぼしますので、定期的な清掃を行って下さい。
■ 清掃目安:1回/6ヵ月

取り外し

両手で取手をつまみ下へ引き出して下さい。
※商品にほこりがかからない様、ビニール等で養生を行い作業を行って下さい。

洗浄

汚れている面の反対側より水をかけ清掃を行って下さい。
洗い終わったハニカムは、乾燥させ元に戻して下さい。
※ショーケースによりハニカムの幅・長さ・形状等が異なりますので、ケース毎に清掃し取付を行って下さい。

BEFORE

AFTER

フィルター

内蔵型ショーケースの空冷コンデンサーフィルターの目詰まりは冷却能力を低下されるだけではなく、圧縮機故障の原因となります。
圧縮機が故障して交換が必要になると高額な修理費用が発生致します。
フィルター清掃を月2~3回行う事で冷却能力の低下や圧縮機の不具合の発生を低減できます。
■ 清掃目安:2回程度/1ヶ月

取り外し

内蔵型ショーケースの下パネルを開けフィルターを取り外して下さい。
※フィンに手が接触するとケガの原因となるため、手袋などを使用して下さい。

洗浄

汚れている面の反対側より水をかけ清掃を行って下さい。
清掃完了しましたら、フィルターを乾燥させ元通りに取付を行って下さい。

BEFORE

AFTER